津田信澄の居城だった滋賀県大溝城跡の見どころは天守台、港跡、城下町

滋賀県高島市に残るお大溝城址は、戦国時代に織田信長の甥・津田信澄(つだのぶずみ 織田信澄とも)の居城跡で江戸時代には分部氏が入り陣屋が構えられました。

>>大溝城跡の地図

滋賀県には見どころがある城は多く大溝城もそのうちのひとつです。初めて大溝城に行くとき、どこを見ればよいのか?個人的に大溝城の見どころポイントを3つ書いてみます。

その前に現地チェック!

これは戦国時代、大溝城がいかに琵琶湖の水上交通で大事な拠点だったかを示した現地案内看板です。

●安土城(織田信長)

●長浜城(羽柴秀吉)

●坂本城(明智光秀)

●大溝城(津田信澄)

この4つの城で琵琶湖を行き来し、物資の運搬や人の往来を担っていました。

これはかつての大溝城の再現地図。これを見ると高島市民病院を含んだ北側に大溝城があったことがわかります。

見どころ1 天守台


まずは天守台。津田信澄時代の石垣と伝わる天守台が残っています。大ぶりの石垣の工法は、自然石をパズルみたいに組み合わせた野面積み。かつて天守台の上には稲荷神社が祀ってあったそうですが、今では移転されています。

見どころ2 港跡

大溝城には安土城、坂本城、長浜城と琵琶湖で繋がっていた港がありました。その跡が大溝城天守台の北側にあります。今でも船が繋いであるということは、ここから琵琶湖に出ることができるのですね。

見どころ3 城下町跡

江戸時代の分部氏が大溝を治めた時代の城下町跡が残っています。今では普通に民家や商業地区になっていますが、町割りの石碑が建っており、かつての城下町を偲ぶことができます。もしかすると、戦国時代の津田信澄が城主だった時の町割りが、江戸時代にも引き継がれているのかもしれません。

ここには必ず立ち寄りたい総門跡

かつての城下町跡に総門の跡が再現されて残っています。じつはこの総門、観光案内所になっており、無料のパンフレットをはじめ有料の資料、書籍などもあるので必ず立ち寄りたいです。また無料駐車場が2台分あり、車で大溝城にアクセスする時はこの総門を目指しましょう。

>>大溝城総門地図

>>大溝城総門の詳細 | 大津市公式サイト

所要時間と私の感想

大溝城の所要時間は天守台、港跡、城下町ぶらぶら+総門で約60分ほどでした。私の大溝城の感想ですが、とにかく天守台の豪勢な石垣がインパクト大で、近くの城下町も石碑や看板で楽しめるので、ここはオススメの城のひとつです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする