天正十一年(1583)に羽柴秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の戦い。その時、柴田勝家が本陣を置いたのが、滋賀県と福井県にまたがる玄蕃尾城(げんばおじょう)です。続日本100名城に認定されている城。
この記事では玄蕃尾城へのアクセス方法のほか、城内はどうなっているのか?また私の体験談をもとに城巡りするポイントを解説しています。
駐車場そして城まで
玄蕃尾城は車で訪れるのがオススメです。その理由はふもとの駐車場まで車でアクセスできるから。現地の駐車場は5台ほどのスペースですが、私が訪れた時は誰もいませんでした。
100名城スタンプ
玄蕃尾城は続日本100名城に認定されています。100名城スタンプの場所は3つあり、そのひとつが玄蕃尾城の駐車場です。残り2つは余呉湖観光館、JR余呉駅です。
■スタンプ帳はどこにある?
日本100名城、続日本100名城のスタンプ帳は本屋で普通に販売しています。なのでまずはあなたの近所の本屋をチェックしてみてください。もし無かったらネット通販でも買えます。
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そして城
駐車場すぐに玄蕃尾城の登城口がありました。現地看板には徒歩での所要時間は約20分とありましたが、私が実際に登ってみた体験ですと15分くらいで城内に着きました。
縄張図もチェック
玄蕃尾城に着くと現地看板に縄張図が載っていました。これを見るとシンプルな縄張ですが、虎口や馬出がたくさんあり、攻めにくさがよくわかります。ちなみに敦賀市の公式サイトにPDFファイルで玄蕃尾城の縄張図が公開されています。玄蕃尾城に行く前にプリントして用意しておくと、城巡りで活躍してくれます。
城内を巡る
玄蕃尾城の見どころはいくつもありますが、私が個人的にポイントだと思うのが馬出など虎口の遺構。つまり曲輪の出入り口です。なぜかというと、構造がシンプルなのですがわかりやすく、また保存状態も極めて良いからです。
滋賀県長浜市と福井県敦賀市にまたがる玄蕃尾城(げんばおじょう)は、遺構の保存状態もよく、見るポイントも多いですが、私が特に好きなのがいくつかある #馬出。
堀と土塁を巧みに設置し、進軍経路をわざと曲げて側面攻撃するなど、戦国時代のヒリヒリ感がそのまま残っています。… pic.twitter.com/FTsgjYj1b7
— 愛知戦国史跡ナビゲ-タ-・みかわのひで (@mikawanohide) October 21, 2025
こちらは本丸。縄張図にも記載がありますが、櫓台と思われる削平地が曲輪の隅にあります。玄蕃尾城は羽柴秀吉との対決で、突貫工事で作られた城なので、豪華絢爛な天守があったのではなく、物見櫓みたいなものが建っていたと思います。
私の体験と失敗談
約60分でした。