以前、徳川埋蔵金伝説を追ったテレビ番組がありましたが、あのような企画ができたという事は、埋蔵金伝説があったからです。日本を統一した徳川家康の遺産はどのくらいあったのでしょうか?
幕末にはかなり減っていたと思われる遺産ですが、家康が亡くなった時点では、諸説があります。一説には
・【金四七〇】箱
・【銀四九五三】箱
があったといわれ、当時の金額で二百万両、現在の貨幣価値でいうと推定2000~3000億円だったといいます。これら現金のほか、茶器をはじめとした美術品や、様々な品物もあったでしょう。
さらに当時としては珍しかった、ぶどう酒や砂糖といった南蛮貿易で手にしたものもあったと思われます。これらのものは、徳川御三家にある程度分配され、残りは全て江戸城の蔵に入れられたそうです。
それから二百数十年経ち、明治維新を迎えるわけですが、その時点でまだ相当これらの遺産が残っていたと考える人達が、【埋蔵金伝説】を唱えているんですね。しかし江戸時代を通してこれらの遺産は、ほぼ使い果たされたとの説もあります。なので【埋蔵金】は所詮伝説との意見もありますが、真実はどうなのか?
最近では歴史研究も活発になってきていますので、これらの伝説も再検証される日が近いのかもしれませんね。