滋賀県竹生島で戦国好きが見ておきたい船廊下、極楽門、そして片桐且元のもちの木

滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)には戦国時代や城巡りが好きな人がチェックしておきたいポイントが3つあります。なぜオススメなのか?その理由とともに説明します。

秀吉の船

宝厳寺(ほうげんじ)の船廊下は豊臣秀吉の御座船『日本丸』の部材を使い建てられたものといわれており、現在では重要文化財になっています。

大坂城唯一の遺構

宝厳寺の唐門は豊臣秀吉時代の大坂城の極楽門を移築したものといわれています。大坂城は大阪冬の陣、夏の陣で落城し、その上に徳川時代の天守や建造物が建てられました。つまり豊臣時代の建物はこの極楽門だけなのです。

現地案内看板より。慶長元年(1596)に建造された極楽橋が豊臣秀吉の死後に京都に移築され、その後竹生島に移されました。イメージCGを見ると当時からすごく豪華な門だった事がわかります。

ちなみに現在の大阪城にも極楽門があった極楽橋跡があります。ここに架かっていたのです。

片桐且元手植えのもちの木

最後は片桐且元手植えのモチの木。船廊下、唐門の移築奉行だった片桐且元は無事に移築を終えた後、記念なのでしょうか?竹生島にモチの木を植えて帰りました。それが現在でも残っています。地味な武将のイメージはありますが、賤ヶ岳七本槍に数えられるくらいの武勇の人で、秀吉亡き後の豊臣家を支えた人物でもあります。

所要時間と私の感想

竹生島は90分の上陸時間ですが、今回紹介した3つの史跡の所要時間は90分で十分見ることができます。私の感想ですが、どれも貴重な史跡なので、戦国好きの方は是非、チェックしておくことをオススメします。

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