浜松市佐久城址は猪鼻湖で背後を固めた浜名氏と本多信俊の湖城

浜松市浜名区三ヶ日町の佐久城址は、猪鼻湖で背後を固めた湖城(うみじろ)です。この地の土豪・浜名氏が築いた城で、徳川家康の遠江侵攻後は本多信俊が城主になりました。リゾート地の一角にある城址ですが、浜松市の指定史跡になっており、城址は公園として整備されているので、一般人でも訪れる事ができます。

駐車場と登城口

東急リゾートタウン浜名湖の奥にある佐久城址ですが、浜松市の指定史跡になっており、教育委員会の看板と公園の駐車場もあります。駐車場には1~2台ほど車を停めることができます。この駐車場の後ろが登城口です。

>>佐久城公園駐車場の地図

そして城内

佐久城址は本丸と二の丸が残っていますが、それを中心に馬出、虎口、土橋、堀、土塁など良好に残っています。特に本丸へ向かう時、これらの遺構がギュッと詰まっており、かなりの見応えがあります。

本丸と搦手口

土橋を抜けると本丸に着きます。ここには石碑がなぜか2つ建っていました。

本丸井戸。本丸には城主の館のほか、雑兵長屋跡もあります。警護のための足軽、または城主の世話係などでしょうか。複数人の生活の場なので水の手は大事ですが、すぐ背後が猪鼻湖なので水には困らなかったでしょうね。

佐久城址は本丸手前の土橋周辺が見応えありますが、この搦手跡(からめてあと)も驚きました。なんと猪鼻湖に降りる事ができるのです。まず搦手(からめて)というのは、城の裏口という意味です(表口は大手)。ここから猪鼻湖までは1分で降りることができます。

猪鼻湖に降りてきて私が感じたことは、猪鼻湖は佐久城の背後を守る湖といわれていますが、万が一の落城時には脱出口になったのではないか?ということです。その理由は対岸も見える範囲で、船を使えば逃げることができたと思います。

所要時間と私の感想

佐久城址の所要時間は約20分ほど。私の感想ですが、本丸と二の丸を中心にした、こじんまりとした残り具合ですが、遺構の見応えと背後を守った猪鼻湖に搦手から降りることができたのは満足でした。浜松市の城跡の中でも見応えがある史跡のひとつです。

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