武田勝頼ゆかりの山梨県新府城に行った時、おすすめのお土産があります。それが甲州韮崎銘菓・新府城焼きごめ。まずはお菓子の特徴を付属の冊子でチェックしてみましょう。
ゆかりをチェック!
武田の里 新府城を銘菓に
新府城は、武田勝頼が天正九年(1581)二月頃から築城を始め、同年十二月に移り住んだ城です。翌年三月には、織田氏・徳川氏が包囲網を狭める中、勝頼が自ら火を放ち廃城になったと伝わっています。
新府城焼きごめは、城と共に焼けたといわれる軍用米になぞらえて添えた焼き米がアクセントの焼き菓子です。地元産の美味しい米を主原料に、砂糖、卵、バターなどを小麦粉で包み、ふっくらと焼き上げました。
補足ですが、新府城は天正九年(1581)に武田勝頼が侵攻してくる織田軍、徳川軍に備えて築き始めた城です。縄張り担当は築城の名手・真田昌幸。しかし織田軍の進軍速度が想定より早く、城が完成する前に目前まで迫ってきました。
未完の新府城では守りきれないと判断した武田勝頼は、新府城に自ら火をかけ、家臣の小山田信茂の居城・岩殿山城を目指しました。令和になってから発掘調査が行われ、城内から火に焼けた遺物が出土しましたが、その中に軍用米がありました。つまり兵糧ですね。この焼けた兵糧に思いを込めたお菓子が甲州韮崎銘菓 新府城焼きごめです。
食べてみた
まずはパッケージを開けてみると…なんとお菓子の上に焼き米が乗ってます。イメージそのままです。
中身の様子。和菓子と思いきやバターが使われており、洋菓子っぽい和菓子という感じでしょうか。食べやすくて美味しいです。
私の失敗談ですが、この甲州韮崎銘菓 新府城焼きごめを見つけたのは山梨県立博物館でした。そこで自分用にと買って帰りましたが、想像以上に美味しく、また焼き米がインパクト大だったので、城好きや歴史が好きな方へのお土産にもっと買えばよかったと後悔…
次に韮崎に行った時は自分用、またお土産用にも買って帰ります。新府城のオススメお土産のひとつです。