山梨県甲府市の武田神社は、戦国時代に武田信玄、武田勝頼といった武田氏の拠点となった躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)があった場所です。現在では普通の神社に見えますが、戦国時代や江戸時代の見どころポイントも残っています。私的に気になった3つのポイントをお伝えします。
その前に100名城スタンプ
武田神社になっている躑躅ヶ崎館跡は日本城郭協会の日本100名城に認定されている。100名城スタンプがある場所は武田氏館跡の宝物館。ここは有料施設で大人300円です。また開館時間も9:30~16:00までと限られています。
■スタンプ帳はどこにある?
日本100名城、続日本100名城のスタンプ帳は本屋で普通に販売しています。なのでまずはあなたの近所の本屋をチェックしてみてください。もし無かったらネット通販でも買えます。
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武田氏時代の遺構があった大手跡
では躑躅ヶ崎館の見どころをあえて3つに絞ってチェックしていきます。まずは神社の東側に残る大手跡。江戸時代の遺構の下から武田氏時代の三日月堀が出てきました。現在は埋められていますが、江戸時代の虎口の様子がよくわかります。
#武田信玄 や #武田勝頼 の拠点だった山梨県の #躑躅ヶ崎(つつじがさきやかた/ #武田神社)に来ました。ここもやはり旨みは周辺にありました。
武田氏滅亡後の徳川期のものですが、#虎口 やら堀跡が再現されてます。
神社の参拝者、#日本100名城… pic.twitter.com/qlOuCbudI0
— 愛知戦国史跡ナビゲ-タ-・みかわのひで (@mikawanohide) April 27, 2025
家臣団の館跡
武田神社周辺には武田氏の家臣たちの館跡が看板で表示されています。これは古絵図を元に作成されており、誰がどこに屋敷があったのかがよくわかります。重臣ほど躑躅ヶ崎館の近くに館があったんですね。ちなみにこれら館跡は観光パンフレットに記載されており、全部歩くと1~2時間ほどです。
北側の枡形虎口
先程は大手口の虎口を紹介しましたが、こちらは西曲輪北側の枡形虎口(ますがたこぐち)です。この写真は外から内側(西曲輪)に向けて撮っています。今でも堀、土橋、土塁、曲輪がハッキリと分かるように残っていました。
これもチェック!馬埋葬跡
武田氏館の南から馬を埋葬した場所が出ました。馬骨が完全な形で出土しており、戦国時代の馬がどの様なものだったのかを研究するうえで貴重な事例になっています。ちなみにこの出土した馬を復元したものが、山梨県立博物館に展示してあります。
所要時間と私の感想
躑躅ヶ崎館の武田神社の所要時間は約90分ほどでした。武田神社をぐるりと周り、写真を撮ってこの時間です。私の感想ですが、躑躅ヶ崎館跡は中世の館城の規模や様子が分かりやすいので貴重な遺構だと思います。また武田信玄、勝頼の拠点となった場所なので、武田氏が好きな方には特にオススメです。