山梨県韮崎市の新府城(日本続100名城)に行ってきました!新府城は長篠合戦後、織田軍の甲斐への侵攻を防ぐために武田勝頼が今まで拠点だった躑躅ヶ崎館 (つつじがさきやかた)を廃棄して移した拠点です。
電車での行き方
電車で新府城にアクセスする場合、JR中央本線の新府駅が最寄り駅です。ここから歩いて10分ほどで新府城に着きます。
車での行き方
車でアクセスする場合は新府公園駐車場を目指します。駐車スペースは20台ほど。
スタンプの場所
新府城の日本続100名城のスタンプは韮崎市民俗資料館にあります。私の感想ですが、ここには新府城のパンフレットや縄張り図が配布されているので、新府城に行く前にチェックしておくのがオススメです。
えげつない地形
今回巡ってみて個人的に思った見どころは以下の3つです。新府城の見どころポイントとしてまずチェックしてほしいのが地形。新府城がある場所は、舌状台地の先端付近で釜無川と塩川に挟まれて守りやすい地形というのがわかります。つまり両側が崖なのです。この地形が第一のポイントです。
出丸みたいな出構
新府城の遺構に出構(でがまえ)というものがあります。これは角みたいに2本のツノみたいな出っ張った部分です。まるで出曲輪みたいに攻め寄せる敵を迎撃する施設(曲輪)に見えてきます。
大手に旨味が濃縮されてる
新府城の見どころはたくさんあるのでしょうけれど、一番旨味が濃いのが大手。その理由は枡形虎口(ますがたこぐち)、丸馬出(まるうまだし)、三日月堀(みかづきほり)のトリプルの防御を見ることができるからです。
大手(おおて)とはわかりやすく言うと城の表門、つまり玄関口です。ここをトリプルの防御で守り固めていた武田勝頼は、当時の敵だった織田軍をかなり意識していたのだろうと思いました。
私の感想
新府城は完成する前に城主だった武田勝頼自ら火を放ち廃城にした城です。しかし発掘調査などで現在にもわかりやすく史跡が整備されているのは嬉しかったです。一通り巡った所要時間は約90分ほど。
武田氏が好きな方はもちろん、城郭の遺構も貴重なものがチラホラ残っているので、じっくりと時間を確保して巡ってみたい城のひとつだと思います。